久米島地区でのサンゴ再生事業への支援を開始!
有性生殖・サンゴ再生支援協議会では、2020年から石垣島の崎枝湾で有性生殖によるサンゴ再生活動を実施する八重山漁業協同組合の支援を行ってきました。
このたび、2022年から新たに久米島地区でもサンゴ再生支援活動を開始することになり、5月12日に記者発表を行いました。
協議会では、八重山地区以外での有性生殖によるサンゴ再生活動を支援するため、新たな支援地区を模索してきました。久米島には協議会を構成する水産土木建設技術センターの研究施設があり、施設での種苗生産が可能であること、久米島漁業協同組合の皆様が有性生殖によるサンゴ再生活動を実施する意欲・体制があることなどから、新たに久米島地区での支援を開始することとなりました。
対象となるのは、久米島の仲里地区です。久米島地区での支援は、事業主体となる久米島漁業協同組合を協議会が支援する形で行います。久米島にある水産土木建設技術センターの研究施設内でサンゴの幼生を育て、およそ2年ののちに海底に移し、成長をモニタリングします。
サンゴが生育するまでの5年のサイクルを、今年と来年開始の2サイクル実施し、2022年~2027年の6年間で1600の着床具を使用して約480群体のサンゴの移植を目標としています。
サンゴ再生の様子は、今後も協議会ウェブサイトで随時お知らせしてまいります。